プログラミングスクールが無駄なのか現役エンジニアが客観的に解説します

プログラミングスクールが無駄なのか現役エンジニアが客観的に解説します

プログラミングスクールは本当に必要なのか?という議論が度々上がります。

  • 未経験からエンジニアを目指すなら通うべき
  • 高いレベルのメンターで詰まることなく学習可能

など、様々な理由で「プログラミングスクールは効果的」という宣伝を見る機会も多いかと思います。事実、現在私が働いている会社に入社する未経験エンジニアの大半はプログラミングスクールの出身者です。

しかし、プログラミングスクールは無駄という意見も少なくなく、初学者からすると一体どちらの意見が正しいのか?と疑問に思われるかと思います。

そこで今回は、採用などの業務にも関わる現役エンジニアの観点からプログラミングスクールは本当に無駄なのか?ということについてお話していきます。

目次

プログラミングスクールに通うメリット

まず一般的に言われるプログラミングスクールに通うメリットと言われている点についてお話します。

プログラミングスクールのメリットについて記載されている以下の記事から、メリットをまとめると以下のようになります。

  • 学習のロードマップが存在
  • 学習環境が整備されている
  • 現役のエンジニアと関わる機会ができる
  • 転職支援が存在

※参考記事
「プログラミングスクールに意味はない」は間違い。メリットとデメリットを徹底解説
初心者がプログラミングスクールで学習するメリットとデメリット
プログラミングスクールを受けて感じたメリット・デメリット5つ【受講者が語る】

学習のロードマップが存在

まず、プログラミングスクールには体系的なカリキュラムが存在するというメリットがあります。

プログラミングスクールのカリキュラムは、初学者が基本的なスキルを身につけるための技術を押さえており、プログラミングの基礎的な知識を網羅するにはいい選択であると言えます。

最近は、ProgateやUdemyなどオンラインでも優れたプログラミング教材が揃っていますが、「次に何を学べばいいのか?」「どこまで学べばいいのか?」と疑問に持つ人は少なくありません。

その点、プログラミングスクールのカリキュラムでは、

  • 学習手順
  • 学習のゴール

が明確に決められている点において優れていると言えそうです。

プログラミングスクールの教材は実務レベルでない

ただし、注意しておくべきポイントとして、プログラミングスクールの内容はあくまでもプログラミングの基礎を身につけるだけという点です。

  • プログラミングスクールに通ったからフリーランスになれる
  • プログラミングスクールに通ったからエンジニアとして高い給料を得られる

などといったことはありえません。

あくまでもプログラミングスクールでは、エンジニア転職をするまでの超えるべきステップという認識を持っておくのがいいでしょう。

学習環境が整備されている

続いてプログラミングスクールのメリットとして学習環境が挙げられます。

ここでいう学習環境とは、

  • プログラミングを一緒に学ぶ仲間
  • オフラインで自習できる教室
  • いつでも質問可能なメンター

などが挙げられます。

それほど大きなメリットに感じられないかもしれませんが、プログラミングは挫折率が9割とも言われるためモチベーションを維持し続けることは重要です。

特に未経験のうちは、プログラミングのエラーで詰まったりと挫折しがちです。学習環境もお金で買えるというのは、メリットの1つに挙げられるでしょう。

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現役エンジニアと関わる機会ができる

続いて、現役のエンジニアと関わることによって自分がエンジニアになったときのイメージを持ちやすくなるというメリットもあります。

やはり、未経験のうちから直接エンジニアの人と話すと学ぶことが非常に多いです。

  • 実際に働く人の職場環境
  • スキルを身につけるための学習方法
  • 実際の業務とイメージのギャップ

など、ネットで調べるよりも実態を詳しく知ることができます。

例えば、よく未経験エンジニアの方とお話していて意外だと言われるのが、「コードを書くまでの準備時間が長い」という点です。

※より具体的には下記記事をご覧ください

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このような、実際の現場で働いている方の話を聞けるのは大きなメリットと言えるでしょう。

転職支援が存在

最後に、転職支援が存在することも挙げられます。最近のプログラミングスクールでは、転職できなければ全額返金といった条件をつけるスクールも出てきました。

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出典: TechAcademy [テックアカデミー]

つまり、3ヶ月間程度の学習内容をきちんと身につけることができれば、基本的にはエンジニアに転職できると考えて良いでしょう。

もちろん、どういった企業に転職できるか?は実力次第な面もありますが、見逃せないポイントです。

プログラミングスクールが無駄という意見

ここまでプログラミングスクールのメリットについてお話しましたが、一方でプログラミングスクールが無駄という意見も多く見られるので、そちらも見ていくことにしましょう。

こちらもプログラミングスクールのメリット同様、以下の記事を参考に要点をまとめてみました。

  • 料金が高い
  • スクールに通っても面接の評価は上がらない
  • スクールに通わなくても未経験からエンジニアになれる
  • オンラインで質が高く価格安い教材がある

※参考記事
プログラミングスクール は必要ない、実は無意味で無駄だった
【未経験からエンジニア】プログラミングスクールが不要だと思う3つの理由

料金が高い

まず、プログラミングスクールの料金は圧倒的に高いことが挙げられます。

以下の記事で格安のプログラミングスクールについてまとめていますが、無料のスクールを除くと最低価格は10万円と料金が高いと感じられる人も少なくないでしょう。

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プログラミングスクールの料金は確かに高いですが、もし、スクールが現役のエンジニアをメンターとしているなら仕方ない面もあります。

なぜなら、実績のあるエンジニアであれば時給3,000~5,000円の仕事を受けることも可能です。

仮に時給4,000円で、週に2時間、1人のためにメンターを確保すると考えると、月額でメンターにかかる費用は32,000円にもなります。

それが3ヶ月と続くと、メンターの料金だけでも10万円近くお金がかかる計算になります。したがって、メンターを使い倒すことを想定するのであれば、料金が高い理由も納得できる部分はあるかと思います。

エンジニアのメンターをもっと安く雇う方法

とはいえ、エンジニアのメンターを持つという意味では、もっと安くメンターを手に入れる方法があります。

例えば、MENTAなどのオンラインサービスを使ってエンジニアのメンターを探すことができます。

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出典: MENTA

詳しくは以下の記事にまとめていますが、これらのサービスを活用することで1ヶ月1万円程度でエンジニアのメンターを雇うことも可能です。

プログラミングスクールほど充実したメンタリングは期待できないかもしれませんが、こうした選択肢を知っておいて損はないでしょう。

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スクールに通っても面接の評価は上がらない

また、スクールに通っても面接の評価は上がらないため、プログラミングスクールは無駄という意見もあります。

結論から言うと、これは半分正しくて半分正しくありません。

正しくない面としては、確かに採用の観点からするとプログラミングスクールに通う・通わないよりも「その人にプログラミングスキルがあるか」を重要視するためです。

しかし、正しい面としては、プログラミングスクールに通っているとある程度その人のレベル感を把握できるというメリットが企業側にもあります。

正しい面
⇒ プログラミングスクールに通っても評価は上がらない

正しくない面
⇒ プログラミングスクールに通うことでスキルが身につき、評価が上がる

一方、プログラミングスクールに通われていない方は、自分のスキルレベルを面接官にしっかりとアピールする必要があります。

そのためにもポートフォリオを作成したり、自分が学んできたことについてまとめる作業は必須になります。これらの作業を試行錯誤しながら、ポートフォリオを作成できるのであれば、プログラミングスクールは不要と言えるでしょう。

スクールに通わなくても未経験からエンジニアになれる

これも上記とほとんど同じと言えますが、あくまでも採用の際に見るのは「その人にプログラミングスキルがあるか」であって、プログラミングスクールに通う・通わないは関係ありません。

ただし、スクールのカリキュラムは基礎を押さえるには非常に有用なカリキュラムであるため、そのスキルがしっかり身についていれば一定の評価をすることができます。

オンラインではプログラミングスクールにも負けないくらい、クオリティが高く安い教材があります。しかし、基礎的な内容を網羅しているという点では、プログラミングスクールのカリキュラムは優れているといえるのです。

オンラインで質が高く価格は安い教材がある

最後に、オンラインで質が高く、価格は安い教材があるため、プログラミングスクールは無駄という意見も存在します。

実際、オンライン教材のレベルは高く、より実践的な力を身につけるという点では、プログラミングスクールのカリキュラムより優れています。

例えば、以下のUdemyの講座などは、わずか1,400円など価格の割に学べることは非常に多いと言えます。(画像は24,000円ですが、定期的なセールで1,400円になるため)

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出典: 出典: Python 3 入門 + 応用 +アメリカのシリコンバレー流コードスタイルを学ぶオンライン講座

一方で、これらのコンテンツでは、日常的に開発で使用するツールなどについては紹介されませんし、データベースについての知識なども基本的なSQLから丁寧に学ぶことはできません。

何から学べばいいかわからない初学者が、自分のレベルに合わせて質の高い講座を探し出すのは、決して低いハードルとは言えないかなと思います。

プログラミングスクールで得られるものと失うもの

ここまで、プログラミングスクールが優れているという意見と無駄だという意見についてまとめてきました。

では、一旦ここでプログラミングスクールに通うことによって得られるものと失うものを整理していきましょう。

プログラミングスクールで得られるもの

結論からお話すると、プログラミングスクールで得られるものは「学習の効率」です。

上記でお話したプログラミングスクールに通うメリットとして

  • 学習のロードマップが存在
  • 学習環境が整備されている
  • 現役のエンジニアと関わる機会ができる
  • 転職支援が存在

以上の4つが挙げられますが、多少の出費はあるにしても時間と労力をかければ手に入るものばかりです。

学習のロードマップはネットを調べれば出てきますし、学習環境は勉強会に参加するのもありでしょう。現役のエンジニアはメンターを雇えばいいですし、転職支援はなくても転職は可能です。

しかし、逆に言えばこれらの全てをお金で買える効率こそがプログラミングスクールの強みとも言えます。プログラミングスクールでは3ヶ月で転職を保証していますが、スクールに通わなければさらに転職に時間がかかる可能性もあるというわけなのです。

プログラミングスクールで失うもの

プログラミングスクールに通うことによって失うものはお金です。

しかも、数万円レベルではなく、数十万円の出費を考えなければなりません。(無料のプログラミングスクールという選択肢もありますが)

多くの学習者は、学習効率は欲しいけどプログラミングスクールの価格が高すぎて通いづらい、、、という悩みがあります。

したがって、スクールに通うことを考えるのであれば「学習効率」と「価格」を比較して、どちらを優先したいか?を考えるべきと言えるでしょう。

「プログラミングスクールは無駄」と言う前にすべき学習ステップ

ここまでプログラミングスクールは無駄か?という話をしてきましたが、現役エンジニアの観点からおすすめの学習ステップについてお話します。

まずは独学で学習する

エンジニアになろうと考えたときに、最初からプログラミングスクールに通うのはおすすめしません。

なぜなら、右も左もわからない状態でプログラミングスクールに通うと、受け身の姿勢になってしまい最後まで学習を続けることが困難なためです。

↓こんなことが起こりえます

したがって、まずは独学でプログラミングとは何か?と学ぶことをおすすめします。学習の手順については下記記事も参考にしてみてください。

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学習で挫折しそうになる -> メンターorスクールを検討

プログラミングの独学は挫折率も決して低くなく、途中でエンジニアになることを諦めてしまう人も少なくありません。

しかし、そこで諦めてしまうと今まで学習してきたことが無駄になってしまうため、非常にもったいないです。そういった状況になって初めてメンターやプログラミングスクールに通うことを検討しましょう。

メンターやスクールは学習の壁を取り除くのに効果的です。あなたが数時間悩んだエラーもわずか5分で解決することも十分に考えられます。

まずは、ココナラなどを利用して500円でエラー解決の依頼をしてみると、メンターがついたときの学習効率がなんとなくイメージできるかと思うので、試してみるのもいいでしょう。

より詳しく学習ステップを知りたい方へ

ここまで学習ステップの解説をしてきましたが、さらに詳しく突っ込んで知りたいと思われる方もいるかもしれません。

そういった方に向けて、500円で気軽に相談できるサービスをココナラで出品しているので、もし興味のある方はご覧ください。

気が変わったら取り消す可能性もあるので、興味のある方はお早めに申し込みください。

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出典: ココナラ

※「未経験エンジニア 転職相談」などで調べると出てくるかと思います。

まとめ

ここまでの記事のポイントをまとめます。

  • プログラミングスクールは「学習効率」を販売している
  • プログラミングスクールのサービスは時間と労力を使えば手に入る
  • 「学習効率」と「費用」を比較することが大事
  • まずは独学で学習を始めよう

プログラミングスクールに関する記事は「素晴らしい」「悪だ」という両極端な意見が多く、客観的な情報が少ないように感じられます。

大切なことはプログラミングスクールが良い、悪いではなく、今のあなたにとってプログラミングスクールが最適な解決策になるか?ということです。

ぜひ、この記事を参考にして後悔のない選択をしてもらえたらと思います。

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