プログラマーの不足は本当?IT業界の中から見た未経験エンジニアの成長戦略

プログラマーの不足は本当?IT業界の中から見た未経験エンジニアの成長戦略

エンジニアの不足が深刻だと言われている今、未経験エンジニアにとっては絶好の機会と言えるでしょう。

「未経験からでもエンジニアになりたい!」

そのように思う人にとっては、ぜひとも今の機会を利用したいところです。

今回は、IT業界を中から見て、未経験エンジニアが最短コースで価値あるエンジニアになるための戦略についてお話していきます。

目次

エンジニアは今後も不足し続けるのか

まず、現在IT業界で働いていない人が気になるのは「エンジニアの需要は今後も伸び続けるのか?」ということだと思います。

こちらは、様々な調査によって今後もエンジニアは不足し続けるということが予測されています。

エンジニア不足の現状と今後はどうなる?

2016年に経済産業省が発表したデータによると、2030年にはIT人材が約59万人不足するとされています。

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出典: 経済産業省

その他にも、転職サイトdudaによると、ここ数年はIT系の有効求人倍率は常に7倍を超えています。つまり、1人の転職者に対して求人が7件存在するということです。

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出典: duda

これはあくまでも平均なので、都内のエンジニアとなると20件以上もの求人票がある状態です。エンジニアの需要がいかに高いか、そして今後も伸び続けるかということがわかります。

エンジニアの教育市場も拡大傾向

また、エンジニアの需要が高まるにあたってプログラミングを学習する環境はどんどん整ってきています。

無料でもProgatedotinstallといったオンライン学習のプラットフォームもありますし、エンジニアになる支援をしてくれる様々なプログラミングスクールも出てきています。

プログラミング教育市場は今後もどんどん伸びていくと言われており、これからも学習する環境は整っていくことが予想できます。

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出典: mynaviニュース

こうした

  • 充実した学習環境
  • エンジニア不足の情勢

を上手く生かすことができれば、未経験であっても以前よりずっと採用される可能性が高いと言えるでしょう。

エンジニア不足の今だからこそスキルを身に付けるべき

これまでの話を聞くと「未経験で多少スキル不足でもエンジニアになれるのでは?」と思われるかもしれません。

事実、最近は未経験からの採用も増えてきており、スキルが十分でなくてもエンジニアになりやすい環境になってきたと言えます。

しかし、当然企業は利益を稼ぎ出せるエンジニアを求めているため、未経験で採用されるエンジニアは今後企業の利益を生み出すスキルを身に付けることを期待して採用されています。

下記のグラフでは、エンジニアを

  • 価値創造型
  • 課題解決型

の2つに分類しており、それぞれが今後伸びる事業がどちらの型であるかということを表しています。

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出典: IT人材白書

このグラフを見てみると、IT企業IT事業においてもユーザー企業IT業務においても「価値創造型のみ拡大傾向」と回答している割合が最大であることがわかります。

つまり、今後はエンジニアとしてのスキルを身に付けた上で、これまでにない新しい価値を生み出せるエンジニアの需要が拡大していくのです。

未経験エンジニアもこれまでにない新たな価値を生み出せるようになることが、エンジニアとして生きる上で最大の強みになるでしょう。

今後価値が高いエンジニア像とは

では、今後価値が高くなるエンジニアのスキルとしては、どのようなスキルがあるでしょうか。

具体的には次の3つだと思われます。

  • 事業領域を広く考えられるエンジニア
  • 専門性が強いエンジニア
  • 新しい技術が使えるエンジニア

エンジニアはプログラムを書くだけが仕事ではない

まず、最初に考えられるのは事業領域を広く考えるエンジニア、一言で言うとビジネスがわかるエンジニアです。

エンジニアの中には、技術をとことん極めていきたいエンジニアの方もいますが、そういった「エンジニア気質が強いエンジニア」ばかりでは企業は成り立ちません。

エンジニアから人気の高いメルカリ、DeNA、サイバーエージェントの採用部門の座談会でも、プロジェクトマネージャーやエンジニアリングマネージャーもこなせるマルチなエンジニアは価値が高いという話をしています。

採用強者3社も獲得に苦戦!?人事が明かす「今すぐ欲しい」エンジニアの実態【メルカリ×DeNA×サイバーエージェント座談会】

つまり、技術力が高いばかりではなくプロジェクト全体を見通した上で次の一手が考えられるエンジニアの価値が高いというわけです。

ここはエンジニア未経験者でも、今までのビジネス経験を活かせるためスキルの高いエンジニアと差別化できるポイントでもあります。自分がどういったエンジニアになりたいかを考えるときに真っ先に考えたいポジションです。

専門性の高いエンジニアの需要は高い

やはりスキルの高いエンジニアはどこの企業でも重宝されます。

なぜなら、例え他のスキルが不足していても圧倒的なエンジニアスキルでプロジェクトを完遂することができるためです。

実際、今の職場でもマネジメントスキルはそれほど高くはないものの、スキルが高く最後にはきちんとシステムを納品する人がいますが、顧客からの信頼は非常に厚いです。

要望を出す企業にとっては、プロジェクトを最後までやりきってくれることが全てなので、スキルがあればフリーランスとして活躍し、高い報酬を受取ることもできます。

ただし、こうした活躍できるエンジニアにすぐになれるわけではありません。働く環境によるものも大きいため、目指すのであれば技術力が高いと言われる企業に入社するのが一番です。

関西でイケてる会社をお探しの方は、下記記事も参考にしてみてください。

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最近話題のAI、ブロックチェーン、IoT、RPAエンジニアの需要は高い

最近、AIやブロックチェーンなど業界を一気に覆してしまうような技術が大きく注目を集めています。

こうした技術者になることができれば、職に困ることはなくなるでしょう。その理由として、企業規模が大きいほどこうした技術の価値は非常に大きな価値を発揮するためです。

最もわかりやすい例として、RPA(ロボティック・プロセス・オートメーション)を挙げてみましょう。RPAとは、人が今まで手動でしてきた作業を全てツールが自動で行ってくれる技術です。

参考に下記の動画を見てみましょう。

出典: RPA「WinActor」業務自動実行デモ| NTTデータ

この動画を見てわかるように、今まで人が作業してきたことを全て機械が自動化してくれるのです。

もし、週に平均20時間、時給1000円で働いている人20人の仕事を半分にすることができれば、それだけで年間1000万円のコストカットをすることができます。

企業側からすると、このようなコストカットができる人材はどこも欲しいと感じます。新しい技術は、これまでにない新しい価値を企業にもたらす可能性があるのです。

未経験エンジニアの成長戦略

では、これらを踏まえて未経験エンジニアが市場価値を高める方法としては、どのような方法があるでしょうか。

ここでポイントとして考えたいのは、上記で紹介した価値が高いエンジニアは「プログラムを書くことができるのは当たり前でプラスαの価値を生み出している」ということです。

したがって、未経験エンジニアの取る戦略は明確です。

  • 一点集中で特定の技術を身に付ける
  • 自分の価値を定義して行動すること

技術は一点突破で集中学習する

よく未経験エンジニアが気になるのは「技術を一体どこまで学べば十分なのか」ということかと思います。

結論から言うと、エンジニアとして働く限り学習に終わりはありません。しかし、ある特定の分野で周りよりも優れることはそれほど難しくありません。

例えば、多くの企業は昔からの技術を使っており、新しい技術にそれほど積極的に取り組んでいないケースも考えられます。

そんな中でもし、あなたがRuby on RailsやLaravel、React.jsやVue.jsに強みを持っていれば、それだけで他の人と差別化ができます。

したがって、技術を1つ決めてしまって、それを集中的に学習することが未経験エンジニアからスキルを身に付ける最短の方法と言えるでしょう。

エンジニアスキルに+αを生み出すために

先程もお話したように、エンジニアとして価値を高めることを考えるのであれば、エンジニアスキルがあることは当然で+αの付加価値を生み出すことが重要になります。

ここでどんなポジションを取るかは、あなたの強みから考えると良いでしょう。上記で挙げた例に加えて、より具体的な例を挙げてみると

  • 営業経験があるため営業とエンジニアの間に入って双方をまとめる
  • コンサル経験があり売上の観点からエンジニアの活動を見る
  • 事務経験から自動化できそうな業務を自動化していく

など、多様な選択肢がありそうですね。

この記事のように記事に取り上げられるくらいの活動ができれば、大成功と言えそうですね。

まとめ

これまでの記事のポイントをまとめます。

  • エンジニア未経験でも採用のハードルは低くなりつつある
  • エンジニア不足の今だからこそスキルをしっかりと持つ
  • 価値が高いエンジニアはプログラムを書く能力+α
  • 一点集中学習で価値の高いエンジニアになる

今回は、プログラマー(エンジニア)不足の今だからこそ取るべき未経験エンジニアの成長戦略についてお話しました。

今や、未経験者からの採用を行う企業も増えてきており、だからこそ一歩他の人と差をつけることを意識しているだけで価値の高いエンジニアを目指すことができます。

下記記事では、未経験者に向けてwebエンジニアになるステップをまとめた記事も公開しているので、こちらも合わせてご覧ください!

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